9月13日(金) 14:30~15:15

SZ-07カット野菜の微生物コントロールと
製造のポイント

講演要旨

カット野菜の市場は、美味しさや手軽さ、健康志向の高まり、多彩なライフスタイルにより急速に拡大している。しかし生鮮に近い商品であるがゆえ、微生物リスクは決して低くない。今講演では、カット野菜の安全性や製造のポイントについて紹介する。

講 師

宮下 隆 氏
キユーピー株式会社
品質保証本部
食品安全科学センター
センター長

プロフィール

略歴:
1994 年 東京理科大学理学部化学科卒
同年 キユーピー株式会社 入社。 生産本部 品質管理部に配属され、缶詰・レトルト食品・乾燥品・ベビー フード・マヨネーズ・ドレッシングを担当。その後、製造現場(挙母工場)に従事、2001 年に品質保証本部に て食品安全・食品衛生に特化した分析研究室を立ち上げる、2006 年から部署再編により研究所 分析研究 室に主任研究員として異動、その後、仙川工場 品質保証課長、2011 年から研究所 微生物研究室長、 研究開発本部 食品安全技術部次長、品質保証本部 食品安全科学センター次長に従事。
2018 年より現職の 品質保証本部 食品安全科学センター長
2015 年より東京大学大学院農学生命科学科 研究員
2018 年12 月より東京大学医学部衛生学 非常勤講師

社外活動:
公益社団法人 日本缶詰びん詰レトルト食品協会 技術委員長
公益社団法人 日本食品衛生学会 常任理事
NPO 国際生命科学研究機構(ILSI Japan)評議員
NPO 食の安全を確保するための微生物検査協議会 監事
日本食品化学学会 評議員
日本クロマトグラフィー科学会 評議員
AOACI Japan Section 代議員
一般社団法人 オフフレバー研究会 幹事
一般社団法人 新日本スーパーマーケット協会 食品安全技術専門委員
公益社団法人 日本薬学会 食品汚染物試験法専門委員
公益社団法人 日本食品衛生協会 食品衛生検査指針異物検査法検討委員会 副委員長, 他多数

主な研究:
・食品中から検出された異物の鑑定法の研究
・食品中からの危害物質の多成分一斉分析法の研究
・メタボロミクスを応用した食品成分の網羅的分析法の研究
・食中毒菌の食品中での調理加工における挙動に関する研究
・食品中における危害微生物の増殖予測モデルに関する研究
・DNA アレイ法を用いた危害微生物・危害物質の多成分迅速検出法の開発 等

特許:
・ノロウイルス不活化剤の開発(特許第5806434 号)